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作品詳細

クレジット表記
徳川ミュージアム所蔵 ©徳川ミュージアム・イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TGM000209
作品No.
楽器14
画像No.
5055
 
 
作品名
琉球楽器 洋琴(夜雨琴)
 
 
分類
楽器
年代
第二尚氏時代
制作年
18世紀
寸法
高18.0×幅(前)95.0 幅(後)49.0×奥行28.0
 
 
所蔵先
徳川ミュージアム
画像データ
11.4MB
解説
江戸時代に琉球王国は、将軍に対して慶賀使や謝恩使を送る江戸上りを18回行った。使節団には楽人と舞人が加わり琉球王朝の宮廷音楽を披露した。琉球音楽は、吹奏楽器と携帯可能な打楽器で編成された路次楽と、路次楽の楽器にさらに弦楽器と大型の打楽器が加わった御座楽がある。 水戸家伝来の琉球楽器一式は、江戸上りの際に御三家に献上された御座楽用の楽器である。明治維新以降、王政の廃止とともに琉球王朝式楽である御座楽はその演奏の機会を失い、ついに第二次世界大戦後は、その曲についても楽器についても詳しいことはわからなくなってしまった。現存する御座楽の楽器は、水戸家伝来の品と、尾張家に伝来する二揃いだけで、沖縄県内にも現存品はないとされている。 洋琴は、夜雨琴とも書く。四十八弦の琴で、槌で弦を打って奏じる。現在、中国や朝鮮の洋琴は三十九弦で、本品とは少々異なる。上板には、山水楼閣人物模様が描かれている。
注釈
『大徳川展』・95ページ