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徳川ミュージアム所蔵 ©徳川ミュージアム・イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TGM000081
作品No.
書画678-16
画像No.
10924
作品名
萩蒔絵螺鈿聖餅櫃
分類
工芸品
年代
桃山時代
制作年
17世紀
材質・形状
黒漆塗・蒔絵螺鈿
寸法
高さ9.0×径11.6
所蔵先
徳川ミュージアム
画像データ
14.8MB
解説
聖餅櫃は、カトリック教会のミサに用いる聖体(ホステア・聖餅)を納めておくための小型の円筒形の容器。 蓋の表にラテン語のIesus Hominum Salvator(人類の救世主・イエズス)の頭文字HISに、花クルス(十字架文様)の一つ一つを組み合わせた文様が描かれている。この図柄は、フランシスコ・ザビエルによって創始されたイエズス会(カトリック内の会派)の紋章としてよく知られているが、イエズスの頭文字として他の会派でも用いることのある図柄である。IHSの図柄には、通常、キリストの磔刑を象徴する3本の釘が描かれるのだが、蓋の破損により、確認することはできない。 側面には、写実的な萩の文様を螺鈿で施している。こした漆工品は当時輸出製品として作られたが、禁教・鎖国によって姿を消した。
注釈
『大徳川展』・94ページ