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徳川ミュージアム所蔵 ©徳川ミュージアム・イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TGM000019
作品No.
書画3-2
画像No.
9690
作品名
花篭
作家名
円山応挙
作家名欧文
Maruyama Ohkyo
生没年
1733?1795
分類
絵画_日本絵画_
年代
江戸時代
制作年
寛政6年(1794)
材質・形状
絹本着色
寸法
縦114.2×横60.6
所蔵先
徳川ミュージアム
画像データ
15.2MB
解説
右幅には、障子越しに影を浮かべる鼠。それを捕らえようと睨みをきかせている猫。左幅には、鴨の雛が悠々と泳ぐ姿。それに驚き、注視する一対の鶏。滑稽な画題ではあるものの、「静」と「動」の一瞬の対比を的確に捉えている。また中幅には、花籠に紅白色鮮やかな牡丹が生けられ、そこに蝶が舞遊する様子を描く。香りを嗅ぎつけて群れ飛んできたのか、蝶の表現により牡丹の香が今にも漂ってきそうである。寛政6年(1794)、応挙晩年に描かれた作である。 円山応挙(1733-1795)は、丹波国桑田郡穴太村(京都府亀岡市)の農家に生まれ、10代の頃に京都を出て、鶴沢派の画家・石田幽汀に師事した。その後円満院門主祐常の庇護を受けて、明和3年(1766)頃に「応挙」と名乗り、京都画壇に頭角を現わすようになった。「写生」の重要性を唱え、平明で分かり易いその作風は、公家から町人まで幅広く受け入れられ、やがて「円山派」という一大画派を確立するに至った。