作品詳細

コレクションNo.

TFM001457

作品No.

6900-EA517

画像No.

06900-1m

 

 

作品名

冨嶽百景　初編、二編

作品名欧文

One Hundred Views of Mount Fuji

 

 

作家名

葛飾北斎

作家名欧文

Katsushika Hokusai

 

 

生没年

1760‐1849

 

 

制作年

初編：天保5年（1834）、二編：天保6年（1835）

材質・形状

木版刷　冊子本

寸法

22.5cm×15.7（各）

 

 

所蔵先

東京富士美術館

画像データ

17.6MB

解説

『冨嶽百景』は全三編からなる絵本で、「冨嶽三十六景」につづく富士図の集大成として刊行された。彫師に北斎が信頼を寄せる江川留吉を迎え、摺にもこだわるなど、北斎が手がけた絵本の最高傑作とも言われる。初編のあとがきには、75歳の北斎が自身の画家人生を述懐し「70歳以前に描いた絵は取るに足らないもので、73歳にしてようやく動植物の骨格や生まれと造りを知ることができたと述べ、ゆえにこれから80歳でさらに腕が上達し、90歳で絵の奥義を極め、100歳で神妙の域に達し、百数十歳になれば、私が描く絵は命を得たかのようになるだろう」と新たな画境を目指す決意が記されている。