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©東京富士美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TFM001399
作品No.
9737-EA1056
画像No.
09737m
作品名
里すゞめねぐらの仮宿
作品名欧文
Hotel for Sparrow
作家名
歌川国芳
作家名欧文
Utagawa Kuniyoshi
生没年
1797‐1861
制作年
弘化3年(1846)
材質・形状
木版多色刷 大判錦絵三枚続
寸法
左:37.2×25.5cm、中:37.0×25.4cm、右:37.3×25.1cm
所蔵先
東京富士美術館
画像データ
25.6MB
解説
天保の改革によって、役者絵、遊女・芸者風俗の絵が禁止され、浮世絵の出版界は大打撃を受けたが、国芳は役者や遊女を動物に変え、厳しい制約を乗り越えて、明るくユーモア溢れる世界として描き出した。
本図には、吉原の格子先の賑わいが描かれているが、そこは雀たちの世界である。弘化2年(1845)の暮れ、吉原は火災に遭い仮宅(吉原以外の土地での仮営業所)で営業が再開された。これを宣伝したいが、遊女絵が禁止されていたため、雀の姿で描くことによって規制を巧みに逃れて描いたのが本図である。
なお、本図の改印(検閲印)「渡」は左右両端にいる雀の背中に着物の紋に見立てて捺されている。これは、検閲名主渡辺庄右衛門が病気のため、代わりに息子に改印を捺させていたところ請われるままに着物の紋のように印を捺してしまったためだが、これが大きな問題となった。その後渡辺庄右衛門は、北町奉行遠山景元から名主の役を解かれてしまったという。