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作品詳細

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©東京富士美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TFM001394
作品No.
3780-EA197
画像No.
03780m
 
 
作品名
凧を持つ娘と若衆
作品名欧文
Young Woman Holding a Kite for Young Man outside the Fence
 
 
作家名
磯田湖龍斎
作家名欧文
Isoda Kory?sai
 
 
生没年
1735?1790
 
 
制作年
明和(1764-71)頃
材質・形状
木版多色刷 柱絵判錦絵
寸法
73.4×11.9cm
 
 
所蔵先
東京富士美術館
画像データ
24.6MB
解説
磯田湖龍斎は、鈴木春信の影響を強く受けた浮世絵師の一人で、安永3年(1774)頃まで春信風美人画を描いていたが、その後独自の画風を確立していく。
凧揚げの凧が庭に飛び込んだのであろうか。垣根を挟んで画面奥には凧を手に持つ女、手前には凧糸をたぐる娘が描かれている。彼女たちの中性的な顔立ちには春信の影響が顕著である。なお凧に描かれた「丸に十字」は薩摩の家紋であるが、当時の歌舞伎や浄瑠璃で度々題材となった、薩摩の男女の恋を物語とした「おまん源五郎兵衛物」を想起させる。
湖龍斎は本作のような柱絵を多く描いたことでも知られているが、細い縦長の画面の特徴を活かした画面構成はじつに見事である。