画像提供元
作家/制作者
作品名/資料名
クリア
閉じる

作品詳細

クレジット表記
©東京富士美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
ご利用上の注意
ご利用内容により、画像提供元(美術館・博物館等)から事前に許可を得ねばならない場合があります。
コレクションNo.
TFM000388
 
 
作品名
冨嶽三十六景《東海道金谷ノ不二》
作品名欧文
Thirty-six Views of Mount Fuji: Mt. Fuji from Kanaya on the Tokaido
 
 
作家名
葛飾北斎
作家名欧文
Katsushika Hokusai
 
 
生没年
1760‐1849
 
 
年代
c. 1830-32
制作年
天保元−天保3年(1830-32)頃
材質・形状
木版多色刷
 
 
所蔵先
東京富士美術館
画像データ
17.2MB
解説
「箱根八里は馬でも越すが越すに越されぬ大井川」と詠われた東海道最大の難所である大井川。現在の静岡県金谷町である金谷の宿から、対岸の島田の宿、現在の島田市が見える。江戸時代、架橋、渡船が禁じられていた大井川では川越しの人足や馬の背に、荷駄や人を乗せる徒渡し(かちわたし)が行われていた。まるで、海のように波打つ川を、金谷宿と島田宿の双方から徒渡しで往きかう旅人や荷駄が描かれている。向こう岸には堤防が波のうねりと呼応するような形で描かれている。島田宿の掲げられた旗には永の字が、徒渡しの長持ちには寿の字が、旅人の風呂敷にも寿の字や家紋が見える。シリーズの終盤には、永寿堂の多くの宣伝を込めたのであろうか。この版は初摺りのイメージを残しているが、上端が断ち切られているのが残念。