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作品詳細

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©東京富士美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TFM000360
 
 
作品名
東海道五拾三次之内 46 庄野《白雨》
作品名欧文
Fifty-three Stations on the Tokaido: 46. Evening Squall at Shono
 
 
作家名
歌川広重
作家名欧文
Utagawa Hiroshige
 
 
生没年
1797‐1858
 
 
年代
1833-34
制作年
天保4-5年(1833-34)
材質・形状
木版多色刷
寸法
22.6×34.4cm
 
 
所蔵先
東京富士美術館
画像データ
23.9MB
解説
『東海道五拾三次之内』の中で、最も有名な一枚。白雨とは夕立のこと。画面左から大胆に描かれた勾配のある坂。画中右手の家並みがこの坂の小高さを思わせる。その坂を必死に登る駕籠かきと転げ堕ちるように駆け下る旅人と農夫。そこに夕立がこの坂と直角に交差するように降り始める。よく見ると駆け下りる旅人の傘には「竹のうち」「五十三次」としっかりと宣伝されているのも面白い。この「庄野」は「蒲原」と並ぶ傑作とされる。「蒲原」が深々と降る雪をテーマにしたのに対して「庄野」では激しい夕立が描かれる。画中の人の動きもあり、静と動の対比がある。季節にも冬と夏の対比がある。この版の摺りもとても良く、雨雲を感じさせる空のぼかし、雨しぶきに煙る竹林のシルエットの濃淡、白雨の言葉のとおりの夕立の繊細な色合いなど、いずれをとっても最良の版といえる。