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©東京富士美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TFM000340
作品名
東海道五拾三次之内 26 日坂《佐夜ノ中山》
作品名欧文
Fifty-three Stations on the Tokaido: 26. Sayo-no-Nakayama Mountain near Nissaka
作家名
歌川広重
作家名欧文
Utagawa Hiroshige
生没年
1797‐1858
年代
1833-34
制作年
天保4-5年(1833-34)
材質・形状
木版多色刷
寸法
22.6×34.4cm員数 1
所蔵先
東京富士美術館
画像データ
23.6MB
解説
「年たけて また越ゆべしと思ひきや 命なりけり佐夜の中山」と新古今集で西行法師が詠った、佐夜の中山である。広重も誇張して描いたのであろうが、画面右上へと続く急な勾配の坂は、東海道の難所のひとつであった。画中手前に大きな石が描かれているが、この石は、金谷宿の夫を訪ねる妊婦が山賊に殺され、その霊が乗り移ったとされる石で、「夜泣石」と呼ばれたもの。夜中に泣き声が聞こえてくるという。石には「南無阿弥陀仏」と刻まれていた。旅人の涙をさそう話である。妊婦の赤子は村人に助けられ、飴で育てられたという。以来、「子育て飴」はこの地の名物になった。