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©東京富士美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TFM000298
作品名
室内婦女図
作品名欧文
Women
作家名
勝川春潮
作家名欧文
Katsukawa Shunch?
生没年
active about 1780?1802
年代
Late Edo Period
制作年
江戸時代後期
材質・形状
木版多色刷
寸法
30.1×20.6cm員数 1
所蔵先
東京富士美術館
画像データ
22.7MB
解説
勝川春潮は、肉筆美人画で安永・天明・寛政期(1772-1800) にわたって人気を誇った勝川春章(1726-92) 門下の高弟である。肉筆美人画では、春潮は師風を忠実に継承しているが逆に版画では、師とはライバル関係にあった天明期の浮世絵師・鳥居清長(1664-1729)の画風を追従し、清長様式を熱心に模倣した。そのため春潮の錦絵美人画には、清長風がきわめて色濃く、庶民の間に相当な人気を博したものと想像される。この図も天明期に描いた三枚続の中の一つと考えられるが、余白をあまり残さず人物をおおぶりにとらえる表現は見事である。春潮は、一般に屋外での遊楽風景を大きくとらえる横三枚の続絵を得意としたが、背景をあっさりとまとめ、人物のたおやかな表情や、着衣の瑞々しい描写などに鑑賞者の視線を集中させる手法は、やはり清長がよく行なったもので、女性の優美さを際立たせるのに非常に大きな効果をあげている。