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作品詳細

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©東京富士美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TFM000260
 
 
作品名
中村歌右衛門の自来也
作品名欧文
The Actor Nakamura Utaemon as Jiraiya
 
 
作家名
柳斎重春
作家名欧文
Ryusai Shigeharu
 
 
生没年
1803?1853
 
 
年代
1832
制作年
天保3年(1832)
材質・形状
木版多色刷
寸法
39.0×26.0cm 員数 1
 
 
所蔵先
東京富士美術館
画像データ
21.3MB
解説
本作は、天保3(1832)年に演じられた歌舞伎『柵自来也談』に取材したもの。この歌舞伎は、盗賊である自来也の義勇を中心とする大活劇物である。画面左上には、銀摺で「春の香は残らぬ梅のもみち哉(春の梅花は高貴な香を残すが、同じ紅色でももみじでは香らない。)梅玉」と讚を入れている。自来也の背後に群れをなす子分たちを、淡い色調で描き、先頭にたつ自来也を鮮やかな色彩で配置した構図は見事である。柳斎重春は、春梅斎北英とともに上方浮世絵界の後半を支えた絵師の一人で、本作に見られるうな役者一枚絵をよくし、細やかな文様のある衣裳の表現など、装飾性に富んだ作品を多く残した。