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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAMF091524
作品No.
会席1139
画像No.
F091524.000
作品名
青磁天龍寺菓子鉢
年代
14-15世紀
寸法
高10.3 口径21.0 底径6.8
所蔵先
徳川美術館
画像データ
2.5MB
解説
釉の碧緑色と、釉面に「刻花」と呼ばれる箆削りの技法で生み出された陰影が優美な作である。外面は三つの文様帯から構成され、上から順に、唐草文・折枝花卉文・鎬蓮弁文が刻花によって表される。内面は、折枝花卉文が見込に一つと周辺に六つ配されている。器面全体に施された刻花文や釉色から、明代初期の龍泉窯官器と考えられる。龍泉窯官器とは、元来は宮廷の日常生活や祭祀のための器であったが、明朝の対外賞賜や貿易用にも用いられた。日本に請来されて以降は、主菓子用の菓子器として用いられた。