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作品詳細

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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM95830
作品No.
食籠1006
画像No.
9583-0
 
 
作品名
犀皮屈輪文食籠(部分拡大)
 
 
年代
南宋_13世紀
寸法
高11.8 径22.7
 
 
所蔵先
徳川美術館
画像データ
17.0MB
解説
「犀皮」とは、主に朱と黄の漆を等しい厚さで塗り重ねて層状になった漆に、屈輪(ぐり)文と呼ばれる幾何学文様を彫りあらわした作品を指す、日本の言葉である。『君台観左右帳記』では、「セイヒ」と読み仮名をふり、色は黒、彫りは浅く広く、黄と赤の層を重ね、屈輪文様が主と説かれている。表面は黒く表され、彫り口の断面に表れる色漆を広く見せるよう、浅い角度で彫られているのが特徴である。13世紀、鎌倉時代には日本へともたらされ、珍重された。本品は、犀皮と呼ばれる作品の中でも特に完成度が高く、また保存状態も抜群である。