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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM93954
作品No.
茶碗15
画像No.
93954
作品名
古瀬戸天目 銘 千賀 高台
年代
南北朝・室町
制作年
14-15世紀
寸法
高7.3 口径12.3 底径4.5
所蔵先
徳川美術館
画像データ
11.6MB
解説
唐物天目の姿に倣い、瀬戸の窯で制作された天目である。瀬戸天目としてはやや大振りの器形で、砂張の覆輪が嵌められた口縁部は高く垂直に立ち上がっている。高台とその周囲を除く前面には黒褐色の釉薬を掛け、口縁部付近は褐色になる。見込み底面とその付近は黄色を呈し、外面腰部付近の釉溜まりにも同様の発色が認められる。本椀は 14 世紀中頃以降に伝わった灰被天目の姿形に類似する。16 世紀以前に遡る瀬戸天目の伝世品が少ない中、稀少な事例である。尾張徳川家の重臣、千賀氏からの献上品と伝わる。