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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM91686
作品No.
茶器雑1002.1、茶器雑1002.2、茶器雑1020
画像No.
91686.00
作品名
蜀江錦帛紗、黄緞帛紗、ねん金帛紗
制作年
(注釈参照)
寸法
縦27.9 横27.0、縦28.3 横27.0、縦27.6 横27.0
所蔵先
徳川美術館
画像データ
16.6MB
解説
茶の湯で用いる帛紗(ふくさ。袱紗とも。)には、茶道具を拭き清めたりする道具帛紗と、貴重な器物を拝見する時に敷いて用いる古帛紗があり、本品はいずれも古帛紗である。蜀江錦(写真左)は中国・四川省の蜀ではじまったとされ、三国時代以降、唐・宋・元・明時代の各時代にわたって織られた。日本へは飛鳥時代にもたらされ、特に明時代以降に織られた錦は、名物裂として珍重された。黄緞(写真右)は、緯糸に金銀の箔糸を用いて文様をあらわした金襴の一種であるが、地となる緯糸に木綿を用いているのが特徴である。日本には室町時代から舶載されており、木綿がまだめずらしかった江戸時代初期にかけて珍重された。ねん金(写真中央)は、金糸が用いられている点で金襴と近しいが、金箔を貼り付けて裁断した紙の箔糸(平金糸)を緯糸としてそのまま織り込む金襴とは異なり、箔糸を糸に巻き付けた縒金糸を緯糸に用いる。
注釈
中国・明-清時代(17世紀)、中国・明時代(16-17世紀)、中国・明時代(16世紀)