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作品詳細

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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM47580
作品No.
巻物108-38
画像No.
93230
 
 
作品名
源氏物語絵巻 東屋(一)見返2
 
 
年代
平安時代
材質・形状
紙本著色
寸法
縦22.3cm 横22.1cm
指定
国宝
 
 
所蔵先
徳川美術館
画像データ
11.9MB
解説
12世紀前半に宮廷を中心として制作されたと考えられる『源氏物語』現存最古の遺品であり、原作に近い時代の雰囲気をよく伝えている作品として著名。また爛熟した王朝文化の伝統を踏まえ、研ぎ澄まされた感性による絵画表現、美麗に装飾された料紙にしたためられた詞書の優美な書など、多くの「源氏絵」の中でも、ひときわ高い格調と説得力をもって、見る者を魅了する。現在、阿波国の蜂須賀家に伝来した一巻分(鈴虫・夕霧・御法)が東京の五島美術館に、尾張徳川家伝来の三巻分(蓬生・関屋・絵合・柏木・横笛・竹河・橋姫・早蕨・宿木・東屋)が徳川美術館に所蔵されているが、諸家に分蔵された詞書の断簡を含めても『源氏物語』五十四帖のうち二十帖分が知られるに過ぎず、製作当初には相当な巻数にのぼるセットであったと考えられる。尾張徳川家十九代義親は、昭和7年(1932)に保存を図って巻物装を解き、額面貼付に装幀し直した。平成29年度修復時に巻子装に変更。 「東屋(一)」巻の全長111.0cm。