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作品詳細

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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM46887
作品No.
掛物2584
画像No.
46887
 
 
作品名
福禄寿図
 
 
作家名
田中訥言筆
 
 
年代
江戸時代 文化9年(1812)
寸法
縦105.2 横35.8
 
 
所蔵先
徳川美術館
画像データ
17.9MB
解説
 田中訥言(1767~1823)は尾張に生まれたが、早くに京に上り、延暦寺の僧となった。絵は、はじめ狩野派の石田幽汀に、のち土佐派の土佐光貞に学び、天明8年(1788)若干22歳で法橋に叙せられた。訥言は「伴大納言絵巻」をはじめ多くの古典的大和絵を精力的に模写・研究し、装飾性豊かで親しみやすい独自の画風を築いた。彼に師事・私淑した画家に渡辺清・浮田一蕙・冷泉為恭らがおり、訥言を祖とするこれらの画家は「復古大和絵派」と呼ばれている。
 「賀大脇氏隠士」と書いた紙を手にした福禄寿が描かれている。福禄寿の顔を訥言のパトロンであった桔梗屋(大脇家)当主佐兵衛に似せて描かれたと伝えられている。佐兵衛は文化9年(1812)還暦を機に隠居しており、これに際して茶勘なる人が訥言に依頼して描かせ、佐兵衛に送ったのが本図である。
注釈
大脇家寄贈