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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM433320
作品No.
硯1
画像No.
43332-0
作品名
高麗紫石硯
年代
南宋_13c
寸法
縦18.6 横12.4 厚2.1
指定
名物
所蔵先
徳川美術館
画像データ
8.4MB
解説
家康の遺産「駿府御分物」として尾張家初代義直に伝えられた硯で、『駿府御分物御道具帳』四「色々御道具」に「一 織部硯壱面」とあり、元は古田織部所用だったことがわかる。古くから硯の最高品の代名詞といわれる宋端渓の一つで、柔和な赤紫色のうちに木目状の筋が入った良質な石である。墨池の上部および墨堂の下部に山形をつくり、それに紐通しの穴が開けられ、向かって左側にも丸い三つの穴と短冊形の切り込みが付けられている。用途は不明だが、墨や筆を置くための造作とも考えられる。
注釈
伝古田織部所用