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作品詳細

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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM34250
作品No.
手鑑8.96
画像No.
34250-00
 
 
作品名
香紙切 麗花集
 
 
作家名
藤原公任(伝)
作家名欧文
Fujiwara Kintou
 
 
生没年
966‐1041
 
 
年代
11世紀
寸法
法量:縦21.1 横12.5
 
 
所蔵先
徳川美術館
画像データ
14.2MB
解説
(古筆手鑑「玉海」所収)

丁字などで染めたと考えられる香染の料紙を用いているので「香紙切」と呼ばれる。もとは粘葉装冊子本で、繊細な線で奔放自在に書かれているが、筆勢に鋭さがある。撰者・成立年代ともに未詳の私撰集『麗花集』の断簡である。『麗花集』は『後撰和歌集』序や「古来風躰抄」などにその名を見いだせるが完本は伝存しておらず、同じく、『麗花集』を書写した断簡である伝小野道風筆「八幡切」を含め140首余りが知られているにすぎない。近年では寛弘5年(1008)頃に成立し、全10巻から成っていたと考えられている。