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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM341930
作品No.
手鑑1.56
画像No.
34193-0
作品名
胡粉地切 後撰和歌集 (古筆手鑑「蓬左」所収)(第56葉)
作家名
寂蓮(伝)
作家名欧文
Jakuren
年代
平安時代_12世紀
材質・形状
紙本彩牋墨書
寸法
縦20.1 横17.1
所蔵先
徳川美術館
画像データ
10.0MB
解説
白の具引地に金銀の砂子を撒いた料紙に、『後撰和歌集』を書写した断簡で、もとは粘葉装の冊子本であった。現在巻第三・六・七・八・九・十二・十三の断簡二十数葉が伝えられているにすぎない。筆者は寂蓮(一一三九?~一二〇二)と伝えられているが確証はない。また“寂蓮様”と称される十二世紀後半の諸作品にみられる肥痩のある書風とはやや異なり、十二世紀中期頃までさかのぼるおだやかな趣が看取される。寂蓮は、平安時代末から鎌倉時代初めの代表的歌人の一人で、俗名藤原定長。父の兄にあたる藤原俊成の養子となったが、定家が生まれたため出家して寂蓮と称した。その歌才は後鳥羽院に認められ、『新古今和歌集』の撰者に撰ばれたが、その任中半ばで他界した。