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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM32769
作品No.
香道具8
画像No.
32769.00
作品名
名所香箱 香札
制作年
江戸時代 寛永16年(1639)
寸法
箱:高16.0 縦18.2 横15.2
指定
国宝
所蔵先
徳川美術館
画像データ
8.1MB
解説
香合せは数種の香を炷いて香りを聞き分けて賞玩し、その当否を競う遊びである。香木や香炉などの他に、競技のためには各種の香名を記した小札すなわち香札が用いられる。 本品は初音の調度に含まれる香箱の一つで、長方形の香札50枚と、小箱10個を納める。小箱には各々「初瀬」「梅津」などの名所が記されている。香札には表面に小箱と同じ地名、裏面に「月」・「雪」・「桜」・「橘」・「菊」の文字が記される。 外箱は台差し造で、蓋表に「名所香箱」の銀埋物が置かれ、全体に海辺の風景や帆船等が描かれる。海辺には塩汲み桶や硯箱が表され、『源氏物語』の「須磨」「明石」を表している。
注釈
霊仙院千代姫(尾張家2代光友正室)所用