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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM32768
作品No.
香道具1003
画像No.
32768.00
作品名
花月香箱 香札
制作年
江戸時代 寛永16年(1639)
寸法
箱:高11.7 縦13.8 横10.8
指定
国宝
所蔵先
徳川美術館
画像データ
7.8MB
解説
香合せは数種の香を炷いて香りを聞き分けて賞玩し、その当否を競う遊びである。香木や香炉などの他に、競技のためには各種の香名を記した小札すなわち香札が用いられる。 本品は初音の調度に含まれる香箱の一つで、小箱10個と壺形の香札30枚が納められている。蓋表と側面には雲間の月と流水のかたわらに咲く八重と一重の梅の意匠が配されており、平安時代の歌人・凡河内躬恒の「月夜にはそれとも見えず梅の花香を尋ねてぞしるべかりける」(『古今和歌集』巻第一 春歌上)を思い起こさせる。
注釈
霊仙院千代姫(尾張家2代光友正室)所用