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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM25318
作品No.
印籠5(右)、印籠9(左)
画像No.
25318.00
作品名
松鴛鴦蒔絵印籠 銘 芝山作(右)裏、林和靖蒔絵印籠 銘 柴山作(左)裏
作家名
銘 芝山作、銘 柴山作
年代
江戸時代 19世紀
寸法
(右)高9.2 縦2.6 横4.3 (左)高9.0 縦2.4 横4.8
所蔵先
徳川美術館
画像データ
14.3MB
解説
印籠5:象牙の器胎に、金の高蒔絵や螺鈿、玉石・珊瑚などの象眼・貼付によって、色鮮やかな花鳥画があらわされている。このような技法の印籠は「芝山象眼」「芝山細工」と呼ばれて珍重された。作者の芝山易政は明治の中期まで四代が継承された。緒締は瑪瑙、根付は黒柿地に金漆で燕に波図が配されている。印籠9:象牙の器胎に、金の高蒔絵や螺鈿、玉石・珊瑚・金貝などの象眼・貼付によって、宋時代の詩人である林和靖が鶴・梅・童子などとともに描かれている。鶴や梅花を愛し、詩文を好んだ林和靖は、文人の理想とされた。江戸時代に珍重された「芝山象眼」(「芝山細工」)の典型的な作である。緒締は金水晶、根付は象牙で獅子・牡丹を透かし彫りにしている。