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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM19012
作品No.
調度14、調度31、調度6
画像No.
19012.00
作品名
銀泔坏・葵紋蒔絵泔坏台 一具、桑木地紅葉螺鈿乱箱、鬢曽木鋏・小刀 一具
年代
江戸時代 17世紀
寸法
銀泔坏・葵紋蒔絵泔坏台:総高30.8 台径28.1
桑木地紅葉螺鈿乱箱:高3.8 縦25.8 横25.8
鬢曽木鋏・小刀:鋏長35.4 幅2.7 小刀長30.6 幅2.7
所蔵先
徳川美術館
画像データ
14.0MB
解説
深曽木(ふかそぎ)・鬢曽木(びんそぎ)の儀に用いる道具として尾張徳川家に伝えられた。深曽木は長く伸びた幼女の髪のすそを切り揃える儀式で、五歳の六月十六日に行われた。鬢曽木は女子の成人のしるしとして、鬢(耳の前の毛)の毛先を切る儀式で、皇女や公家、高位の大名の娘が通常十六歳の六月十六日に行うのを嘉例とした。
泔坏(ゆするつき)は、女性が整髪や洗髪のための「ゆすり水」(古くは米のとぎ汁を用いた)を入れる器で、泔坏台という専門の台を伴っている。泔坏・泔坏台の歴史は古いものの現存作例が少なく、本品は現存最古級の作例といえる。
乱箱(みだればこ)は蓋なしの浅い箱で、手廻品や衣類を入れたり、整髪・化粧道具入れとしても使用される。鬢曽木の儀式の際には、櫛や鋏などの道具や、切った髪を紙に包んで乱箱に入れた。
注釈
伝霊仙院千代姫(尾張家2代光友正室)所用