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作品詳細

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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM18546X01
作品No.
茶入1042
画像No.
18546-01
 
 
作品名
藤重中次 銘 藤重造
 
 
作家名
藤重藤巌/作 小堀宗中/箱書
 
 
年代
江戸時代 17世紀
寸法
高7.4 口径7.1
 
 
所蔵先
徳川美術館
画像データ
15.6MB
解説
 円筒形の茶器で合口が胴のほぼ中央にあるものを中次と呼ぶ。もとは「ヤラウ」と呼ばれて天文年間から使用され、天正年間から中次と呼ばれるようになったようである。
 この中次の底には「藤重造」の針彫銘があり、真偽未定ながら、近代の茶道具研究家として知られる今泉雄作は藤重二代藤厳の作としている。道具帳には、天保十二年(一八四一)十月に、当時江戸滞在中の十二代斉荘の「御側ニ於テ」小堀宗中が内箱に「藤重之中次」と書付をしたとの記録がある。
 初代藤重は桃山時代から江戸時代にかけての塗師で、大坂落城の際、家康の命によって焼け落ちた茶器類を漆で修繕して献上したといわれ、江戸時代初期から藤重の中次に対する評価が高く、ことに合口の緊密さが評価されていた。