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作品詳細

クレジット表記
徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM1408
作品No.
手箱13
画像No.
1408-0
 
 
作品名
菊唐草文螺鈿経箱
 
 
年代
高麗時代 13世紀
寸法
高26.1 縦25.0 横47.2
 
 
所蔵先
徳川美術館
画像データ
14.9MB
解説
 高麗時代の代表的な経箱の一つで、螺鈿の技法が発達した十二世紀後半から十三世紀にかけての頃に製作されたと考えられる。蓋の肩を斜めにそいだ、面取りの大きい箱の形式は中国宋時代の器形にならうのであろうが、技法・意匠は高麗独自の美意識による。現存する高麗螺鈿の経箱のうち、最盛期の作とみられ、木製の素地に布を貼って下地を整え、これに撚針金と単線を入れて区画し、菊唐草文を細密なアワビの螺鈿で表している。
箱書に「大坂物明製螺鈿文庫」とあり、「明製沈箱」の貼札がある。伽羅や沈香などの香木を収納する箱として伝えられた。