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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM03097
作品No.
能道具131
画像No.
03097‐0
作品名
黄ビロード゙地唐花文枕(邯鄲用)
年代
江戸時代 18世紀
寸法
高17.5 縦18.0 横38.5
所蔵先
徳川美術館
画像データ
5.1MB
解説
能「邯鄲(かんたん)」で用いられる枕である。人生に迷う中国・楚国の青年盧生(ろせい)が、旅の途中に立ち寄った邯鄲の里で、夢告を得られる枕で仮寝をする。夢のうちで栄華を極めた50年を過ごすが、目覚めてみると栗飯の炊ける一睡のことであり、盧生は人間の栄華もまた夢のようだと悟るという筋である。枕に張られたビロードは、尾張徳川家二代光友の正室・千代姫(一六三七~九八)の婚礼調度である国宝「初音の調度」のうち、寄掛に用いられたビロードと色彩感覚が類似する。本品の由緒は定かでないが、尾張徳川家伝来の古裂を用いて製作された可能性がある。