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作品詳細

クレジット表記
徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM001404
作品No.
雑2108
画像No.
D90862
 
 
作品名
折り畳み茶室 広間(六畳)_ガラス障子
 
 
作家名
徳川慶勝(尾張家14代)好
 
 
年代
江戸時代_19c
寸法
高175.9~182.0 巾303.3 奥行257.8
 
 
所蔵先
徳川美術館
画像データ
39.8MB
解説
名古屋城下の慶栄寺(名古屋市西区那古野)に伝来した折り畳み茶室三室の内の一つ。寺伝によると、万延元年(一八六〇)に徳川慶勝(尾張家十四代 一八二四~八三)はこの茶室で諸大名を招いた茶会を催し、その後、慶応元年(一八六五)に同寺十一代住職の了義(一八一二~七三)が慶勝より拝領したとある。およそ六畳の広さで、土壁に似た和紙を貼った壁面を三組の屏風仕立てとし、網代や化粧板などを貼った天井部分を載せて組み立てる構造である。にじり口や下地窓、袋棚などが設けられた本格的な茶室で、天井も客座にあたる網代組みや点前座の菰敷など、茶室の決まりに従って作り分けられている。採光用の窓も大小あり、障子には慶勝が撮影した写真のガラス原板がはめ込まれ、地袋の引き戸には写真の額縁を摸した紙が貼られているなど、写真技術を学び、西洋の最新技術に通じた慶勝の進取性を窺うことができる。
注釈
慶栄寺寄贈