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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM001305
作品No.
初音調度7
画像No.
45672-0
作品名
初音蒔絵旅眉作箱
年代
17世紀
制作年
寛永16(1639)
材質・形状
抽出懸子付箱
寸法
高19.2×縦26.2×横19.9
所蔵先
徳川美術館
画像データ
15.4MB
解説
旅眉作箱は、眉作箱を旅行用にした変形で、旅先で必要な最小限の化粧道具一式が効率よく収納されている。箱は二重底にして、下段に硯・水滴・筆・錐などを入れた引出が設けられている。旅行用の化粧道具には、携帯用に作られた折鏡立が備わっていることが多く、鏡台の替わりとして、細い材で作られた枠が巧みに組み合わされ、畳んで箱の中に収納することができる。本品の内容品には、このほかに鏡巣、白粉入、黛入、白粉を解くための梅花形の化粧水入、整髪油を入れる油桶がある。寛永十六年(一六三九)九月二十二日、三代将軍家光の長女・千代姫が、尾張徳川家二代光友に婚嫁する際に持参した調度で、室町時代以来の蒔絵師である幸阿弥家十代長重が製作に当った。