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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM001299
作品No.
巻物14
画像No.
12913-0
作品名
破来頓等絵巻
制作年
14世紀
材質・形状
紙本著色
寸法
縦32.2 全長1054.0
指定
重要文化財
所蔵先
徳川美術館
画像データ
15.8MB
解説
不留房という人間に仮託し、現世の一切の繋縛を断ち切り何もかも捨て去って、厭離穢土、極楽往生を求むべき諭しを説いている。時宗の開祖、一遍の教義の絵巻化であって、絵解きにも使用されたかと思われるほど、詞は呼びかけ的な話し言葉になっている。第一段の詞書に「破来頓等」という語を繰り返し書いているので、一般に「破来頓等絵巻」の名で呼ばれている。詞四段、絵三段より成っている。絵の第一段は、不留房が弥陀の光明を慕って、子女や財宝を捨てて出家するところ、第二段は妻子や財宝に執着する名聞家が鬼に責められる場面、第三段には極楽に往生した不留房と浄土の光景が展開する。浄土の象徴として天には琵琶笛、笙などの楽器や孔雀が舞っている。
注釈
第二段