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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM001278
作品No.
巻物58
画像No.
47947-0
作品名
西塔院勧学講法則_巻末
作家名
尊円法親王
年代
14世紀
制作年
貞和5(1349)
寸法
縦38.7 全長305.8
指定
重要文化財
所蔵先
徳川美術館
画像データ
13.5MB
解説
慈円(一一五五~一二二五)によって始められた比叡山東塔の無動寺大乗院の勧学講に代わるものとして、嘉元元年(一三〇三)西塔の釈迦堂において始行された勧学講の法則(儀式次第書)である。本巻は、貞和五年(一三四九)閏六月の年記をもつ識語によって、始行当初の原本が朽損したために、尊円法親王(一二九八~一三五六)が新たに染筆・施入された法則であることがわかる。親王五十二歳の円熟した筆致を示す名品である。尊円法親王は伏見天皇の第六皇子で、和歌・諸芸に秀で、特に書は上代様に傾倒された独自の書風を確立した。その書流は「青蓮院流」「粟田流」と称され、後世に少なからぬ影響を与えた。