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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM001259
作品No.
能装束6
画像No.
13294-1
作品名
紅・水色段秋草文唐織
年代
江戸時代_17世紀
寸法
丈150.0 総裄148.6
所蔵先
徳川美術館
画像データ
15.6MB
解説
唐織は、能装束を代表する最も絢爛豪華な装束で、主として女役の表着として使用される。一見すると刺繍のように見えるが、多色づかいの織物である。紅色の入ったものを紅入といって、若い女役に用い、紅色を加えないものを紅無といって中年以上の役柄に用いる。夕焼けを思わせる紅と澄み渡った大気を感じさせる水色を段とした地に、十色の色糸を用いて菊・桔梗・萩・芒などの秋草を織り出している。夕暮れせまる秋の花野の気配と夕映えのなかに照りだされた咲き乱れる秋草が、華やぎのなかに移ろいゆく自然の寂しさを表しているようである。