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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM001246
作品No.
巻物90
画像No.
32455-1
作品名
明成祖(永楽帝)勅書別副
年代
明時代_永楽5(1405)
制作年
明時代_永楽5(1405)
寸法
縦53.2 横186.6
所蔵先
徳川美術館
画像データ
7.4MB
解説
室町三代将軍足利義満は応永九年(一四○二)より明との通商を開始した。この頃、中国沿岸を倭寇が荒しまわり、明王朝にとって大きな治安問題であった。義満は九州地方の倭寇を取り締まるとともに、捕らえた倭寇を永楽帝(成祖)のもとに送ったりした。こうした義満の行動に対し、応永十四年に成祖は国書をもって倭寇禁圧を謝した。この時、成祖の発した国書には正書と副書があり、本書はこの副書にあたる。
内容は義満の倭寇禁圧に対する謝詞と贈物目録からなる。文中、「日本国王源道義」とは義満のことであり、永楽五年は応永十四年に当り、義満は翌十五年に歿している。贈物目録には、銀千両、永楽銭一万五千貫をはじめ剔紅(堆朱)の盆や香合が合計五十箇記されている。