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作品詳細

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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM001244
作品No.
掛物2596
画像No.
46709-0
 
 
作品名
石山切 (貫之集下)_(本紙)
 
 
作家名
藤原定信
作家名欧文
Fujiwara Sadanobu
 
 
年代
天永3(1112)
制作年
天永3(1112)
寸法
舘20.0 横15.8
指定
重要美術品
 
 
所蔵先
徳川美術館
画像データ
17.3MB
解説
「石山切」は、京都・本願寺に伝来した「三十六人家集」のうちの「伊勢集」ならびに「貫之集」下の断簡をいい、昭和四年(一九二九)に分割されるに際し、本願寺がもとあった摂津の石山(現在の大阪城付近)にちなんで名付けられた。「本願寺本三十六人家集」は、藤原公任(九六六~一〇四一)の撰になる『三十六人撰』に撰ばれた歌人の家集の最古本で、天永三年(一一一二)三月に白河法皇の六十賀の後宴に際しての贈物として調進された調度手本と推定されている。各帖は当時の能書二十名による寄合書きで、藤原定実・定信父子や白河法皇の女御であった藤原道子らが染筆に加わっている。この「三十六人家集」で最も注目されるのは、当時の工芸技術の粋を尽した華麗極まりない料紙の美しさで、優美な連綿の仮名とあいまって、十二世紀初頭における宮廷の人々の「過差美麗」極まりない美の世界が余すところなく伝えられている。高松家寄贈。 わかれてもけふよりのちはた まくしけあけくれみへきかた みなりけり しなのへゆくひとにおくる つきかけをあかすみるともさらし なのやまのふもとになかゐすな きみ 人のくにへくたるに人たひにて