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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM001183
作品No.
巻物129
画像No.
28062-1
作品名
源氏物語絵詞_第三図
作家名
冷泉為相(伝)
作家名欧文
Reizei Tamesuke
生没年
1263-1328
年代
鎌倉時代
制作年
13世紀
材質・形状
紙本墨画
寸法
縦23.4 全長632.5
指定
重要文化財
所蔵先
徳川美術館
画像データ
17.3MB
解説
【第三図】白描の挿図のある『源氏物語』の写本で、もとは粘葉本冊子本であった。中巻に三箇所の欠失があるが、「浮舟」の前半と「蜻蛉」の一部を合装した一巻である。絵は、柔軟性のある格調高い細線を主に、人物や屋台・自然景などが的確に描き出され、特に細線を引き重ねて輪郭や目鼻に微妙なニュアンスをつける顔貌表現には、平安時代以来の様式的な伝統が示されている。墨流しの紙に書写された本文は、挿入される絵と対応しているとの見解が示されている。源氏絵の現存作品としては、国宝「源氏物語絵巻」に次いで二番目に古い遺例である。本図は挿図の第三図にあたり、二条院で匂宮が中君を抱き語り合う場面を描く。
注釈
詞書:伝冷泉為相