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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM001160
作品No.
能道具334
画像No.
31495-0
作品名
能面 三光尉_裏面
作家名
元休満永
年代
江戸時代
制作年
17世紀
寸法
縦20.0 横15.3
所蔵先
徳川美術館
画像データ
9.2MB
解説
三光尉の名称は、この面の創作者三光坊に由来する。三光坊は越前平泉寺の僧で、近江井関家や大野出目家など、江戸時代の著名な面打の系統は、三光坊の流れを引いている。三光尉は品格にはやや欠けるが、庶民的で親しみやすい面で、歯列が上下ともにあり、鼻の下・唇の下および、顎下の三ヶ所に植毛で髭があらわされる。主に修羅物の老翁に用いられ、観世・宝生の流派で朝倉尉を用いる場合に、金春・金剛・喜多流で使用される。作者の出目満永(満長・古元休とも)は、江戸時代の世襲面打師である越前出目家の4代目で、寛文2年(1662)に歿した。
注釈
朱漆銘「満永(花押)」