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作品詳細

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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM001153
作品No.
香合32
画像No.
22832-1
 
 
作品名
居布袋図堆朱香合
 
 
分類
大名物
年代
明時代
制作年
15世紀
寸法
高2.4 径6.5
 
 
所蔵先
徳川美術館
画像データ
11.8MB
解説
古くから著名な堆朱香合。近世初頭には「堆朱布袋」は、書院の茶の湯において大いに好まれ、茶会記にたびたび登場する。したがって類似作例も多数が知られる。この香合は、『山上宗二記』に「立布袋、居布袋ト言テ、東山殿御世ニ在リ其後、方々ニテ失残、所々ニ在リ」とある。『玩貨名物記』によれば、かつて「尾張様、紀伊様、松平陸奥殿、堀田加賀殿、内藤外記殿」の五家に所蔵されていたことが知られる。蓋表に瑞雲・居布袋・花菱繋ぎ、側面に雷文繋が彫られている。腹を見せた布袋が、右手に袋を抱え、左の手をついて座す姿は面白い。地塗は黄とし、その上に朱漆を厚く塗り重ねている。蓋裏・合口・身の内側、底はいずれも黒漆塗である。
 足利義政-古田織部-徳川家康-尾張初代義直と伝来した。尾張徳川家の文化年間成立「上御数寄御道具帳」に、「(家康公より)御譲 御名物 一 堆朱居布袋御香合 織部所持 壱」とある。また、蔵帳には経歴未詳の作者である「銭鎮作」と記録されている。
注釈
足利義政・古田織部・徳川家康所用