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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM001147
作品No.
屏風2044
画像No.
22733-1
作品名
津島社祭礼図屏風 左隻
年代
江戸時代
制作年
18世紀
材質・形状
紙本著色
寸法
各隻 縦163.0 横366.0
所蔵先
徳川美術館
画像データ
7.3MB
解説
津島祭は、旧暦6月14日に名古屋郊外の津島神社でおこなわれる祭礼で、川祭りの形態をとっている。津島神社は牛頭天王を祭神とし、疫病よけの神として著名で、京都の八坂神社、兵庫の広峰神社とともに天王信仰の中心地である。川祭りが初夏に行われることが多いのは、田植え作業が一段落し、稲田には十分な水が必要な時期であり、さらには、本格的な夏を前にして、悪疫の流行を防ごうとする目的があったためと考えられる。
本図は津島社の祭礼(川祭り)を描いている。室町時代には京都の祇園祭と同時に町中を山車でめぐり、水上は山車を船に乗せて巡行した。江戸時代になって川祭りとして盛んに行われるようになり、現在でも船に乗せた山車を「車」と呼んでいる。旧暦6月14日の宵宮(試楽)の様子を一隻に、もう一隻には宵宮でのまきわら船翌朝15日の祭礼の人形船を描いている。地方祭礼を描いた図としては、早い例の作品であり貴重な作品である。