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作品詳細

クレジット表記
徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM001144
作品No.
掛物5
画像No.
42984-0
 
 
作品名
後奈良天皇宸翰 仮名消息
 
 
作家名
後奈良天皇宸筆
作家名欧文
Emperor Gonara
 
 
年代
室町時代
制作年
15世紀
材質・形状
紙本墨書
寸法
縦15.9 横45.9
 
 
所蔵先
徳川美術館
画像データ
21.1MB
解説
後奈良天皇(1496~1557)は第105代の天皇。後柏原天皇の第二皇子で、御名は知仁。大永6年(1526)践祚するが費用の欠乏により、践祚後10年目に北条・大内・今川氏の援助を受けて即位礼が挙行された。和歌や連歌を好み、三条西実隆・清原宣賢らについて和漢の書の講義を聴き、古典の書写・保存に努め、和学の興隆に寄与した。天皇の書風は、江戸時代の書流分類によれば勅筆流を承けた後柏原院流に分類されている。宸筆も勅筆流に似た流麗さを示すが、肥痩の差著しく重厚である。現存する遺墨は和歌や詩の懐紙・短冊など膨大な数に及ぶ。
 今日の歌会には和歌を一首残して献上いたしました。詩会かと勝手に考えていましたが、会の参加者も多いので歌会と考え、返上しました和歌を献上しようと思いましたものの、参内の用が出来てしまい、困ったことです、云々とある。折紙を横に切った切紙一紙に細かく書かれており、天皇の巧みに筆先を操ったうねりのある筆致があらわれている。本状端に御署名があるため、御践祚以前の一通と思われる。