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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM001109
作品No.
茶碗2075
画像No.
22474-1
作品名
斗々屋茶碗 銘 蛍
年代
朝鮮王朝
制作年
16世紀
寸法
高6.0cm 口径15.0cm 高台径5.3cm
所蔵先
徳川美術館
画像データ
12.6MB
解説
朝鮮茶碗の一つで、「魚屋(ととや)」とも書く。千利休がこの類の茶碗を魚商の店頭で見出したとか、堺の魚屋良向が所持した茶碗にちなむなどと称されている。斗々屋茶碗は通例、細かな赤褐色の土に、胡麻黄色に青みが交じった釉色で、釉下に糸目のような轆轤目が現れている。この茶碗は、斗々屋の約束ごとに合致した茶碗で、見込みには、灰青色の上に黄褐色の釉が散り、明るい発色を見せている。この景色が、初夏の晩にほのかな光を放つ蛍の姿に見立てられ、「螢」の銘がつけられたのであろう。本作品の箱蓋表には、小堀遠州の第三子、権十郎によって、「戸々屋 螢」と記されている。岡谷家寄贈品。