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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM001094
作品No.
雑4
画像No.
46176-1
作品名
虎頭蓋骨
作家名
加藤清正/捕獲
作家名欧文
Kat? Kiyomasa
年代
桃山時代
制作年
16世紀
材質・形状
黒漆塗
所蔵先
徳川美術館
画像データ
10.5MB
解説
加藤清正が朝鮮戦役の折、退治した虎の頭。保存のため頭蓋骨には黒漆が塗られ、目や鼻のくぼみも加工装飾されている。歯一本も欠けることなく完全な形で残されているが、大きい頭蓋骨は下顎を欠く。当時、渡海した武将は、清正に限らず虎を退治して、その毛皮などを秀吉への献上品としていたことが、古記録に記されている。この頭蓋骨は、清正の嫡男で熊本加藤家二代となった忠広に伝わり、忠広が改易された後に配流先の出羽国庄内へ携えた品である。忠広歿後に忠広の娘が嫁ぎ先の旗本阿部家へ持参した。その後、大きい頭蓋骨は、加藤家と縁戚関係であった紀伊徳川家に売却され、昭和9年に徳川美術館が紀伊徳川家より購入した。小さい頭蓋骨は、そのまま阿部家に伝来した後、明治初年以降に千葉県の某家の所蔵となり、昭和46年に当館の所蔵品となった。