作品詳細

コレクションNo.

TAM001021

作品No.

掛物２４１５

画像No.

34168-1

 

 

作品名

関戸本古今和歌集切

 

 

作家名

藤原行成（伝）

作家名欧文

Fujiwara Kouzei

 

 

年代

平安時代

制作年

11世紀

材質・形状

資本墨書

寸法

縦20.5　横15.2

指定

重要美術品

 

 

所蔵先

徳川美術館

画像データ

13.0MB

解説

【加賀前田家伝来･岡谷家寄贈】／白や濃淡の萌黄・紫・茶の染紙を用いて『古今和歌集』を書写した断簡で、世に「関戸本古今和歌集」として著名である。もとは、上下２冊からなる綴葉装の冊子であった。加賀前田家に伝来し、明治15年（1882）に関戸家の所蔵となったため、「関戸本」と称される。現在、巻第一・三・四・十一・十二・十四・十五を部分的に残す。40葉ちかい断簡が知られている。字形はよく整い、緩急抑揚が自在で変化に富み、古筆の中でも屈指の名筆の一つに数えられている。

こ丶ろかへするものにもか丶たこひハ
くるしきものと人にしらせむ
よそにしてこふれはくるし
いれひものおなしこ丶ろにいさむ
すひてむ
はるたてはきゆるこほりの丶こり
なくきみかこ丶ろは我にとけな
む
（巻第十一・恋歌一）