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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM001000
作品No.
掛物86
画像No.
43438-0
作品名
牡丹図 三幅対の内、右幅
作品名欧文
伝王若水(王淵)筆
作家名
伝王若水(王淵)
制作年
14-15世紀
材質・形状
絹本著色
寸法
縦148.3 横84.5
所蔵先
徳川美術館
画像データ
14.1MB
解説
妍を競って咲き乱れる牡丹のもとに、岩蔭に遊ぶ白鴎・鶉を配している。岩・花・鳥の精緻典雅な描写、豊麗な彩色などをみると、画史類に説かれている王若水の特徴とよく一致するが、落款も印章もなく、確証は得られない。中幅は、花の数や色の種類が多く、たいへん華やかである。左右幅は、中幅よりもやや時代が上る。満開をこえて爛熟を見せる花までが描かれ、牡丹の優艶な側面が強調されている。伝承筆者の王淵は、元時代の画家で字は若水と称した。山水は郭煕、花鳥は黄筌、人物は周昉に就いて学んだと伝えられる。画史類に、王若水の画風は輪郭のはっきりした鉤勒体に濃彩を加えた作風とある。