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作品詳細

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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM000997
作品No.
額1015-4/36
画像No.
15714-1
 
 
作品名
三十六歌仙図額 (右)在原業平/(左)中務
作品名欧文
狩野孝信筆
 
 
作家名
狩野孝信
作家名欧文
Kan? Takanobu
 
 
制作年
1618年
材質・形状
紙本著色板貼付
寸法
縦51.8 横30.9
 
 
所蔵先
徳川美術館
画像データ
15.8MB
解説
歌仙絵は、名高い歌人の絵姿とその和歌を記した図で、歌仙崇拝の機運が高まった平安時代末期頃からおこなわれるようになり、鎌倉時代には似絵の登場により、ほぼ絵画としての様式が完成されたと言われている。室町時代以降、歌仙絵はしばしば扁額として神社に奉納されるようになった。本作は、謹厳な筆致と気品有る顔立ちに狩野派の画風がよく現れている。和歌の記される色紙形には金泥で草花が装飾され豪華な雰囲気を醸し出している。人麿像および業平像の板裏の銘文によって、かつて大法寺釈迦堂(名古屋市熱田区)に掲げられていたこと、製作期は元和4年(1618)8月、絵の筆者は狩野孝信(1571~1616)、和歌の筆者は八条宮智仁親王(1579~1629)、青蓮院尊純法親王(1591~1653)、大覚寺空性法親王(1573~1650)、曼殊院良恕法親王(1574~1643)の4人、寄進者は藤田安重であったことなどが知られる。なお孝信は元和4年8月30日に歿しており、本作品は孝信の死の直前の製作になる。