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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM000966
作品No.
食籠1006/盆9
画像No.
33604-0
作品名
犀皮屈輪文食籠/犀皮屈輪文盆
年代
中国・南宋時代_13c
制作年
中国・南宋時代_13c
寸法
高11.8 径22.7/高4.6 径31.0
所蔵先
徳川美術館
画像データ
12.8MB
解説
「犀皮」とは、主に朱と黄の漆を等しい厚さで塗り重ねて層状になった漆に、屈輪(ぐり)文と呼ばれる幾何学文様を彫りあらわした作品を指す、日本の言葉である。『君台観左右帳記』では、「セイヒ」と読み仮名をふり、色は黒、彫りは浅く広く、黄と赤の層を重ね、屈輪文様が主と説かれている。表面は黒く表され、彫り口の断面に表れる色漆を広く見せるよう、浅い角度で彫られているのが特徴である。13世紀、鎌倉時代には日本へともたらされ、珍重された。本品は、犀皮と呼ばれる作品の中でも特に完成度が高く、また保存状態も抜群である。この食籠と盆は、仔細にみると完全な同一作ではないため、一具として伝来したのではない。中世日本で、座敷飾りに用いるために組み合わされたのであろう。