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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM000965
作品No.
手箱13
画像No.
1408-1
作品名
菊唐草文螺鈿経箱
年代
朝鮮・高麗時代
制作年
13世紀
寸法
高26.1 縦25.4 横47.2
所蔵先
徳川美術館
画像データ
13.9MB
解説
朝鮮・高麗時代(918~1293)の代表的な経箱の一つで、螺鈿の技法が発達した12世紀後半から13世紀にかけての頃に製作されたと考えられる。蓋の肩を斜めにそいだ、面取りの大きい箱の形式は中国・宋時代の器形にならうのであろうが、技法・意匠は高麗独自の美意識による。現存する高麗螺鈿の経箱のうち、最盛期の作とみられ、木製の素地に布を貼って下地を整え、これに撚針金と単線を入れて区画し、菊唐草文を細密なアワビの螺鈿で表している。箱書に「大坂物明製螺鈿文庫」とあり、「明製沈箱」の貼札がある。伽羅や沈香などの香木を収納する箱として伝えられた。