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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM000960
作品No.
掛物206
画像No.
42777-2
作品名
洞庭秋月図
作家名
牧谿(伝)
分類
名物
年代
南宋-元時代
制作年
13世紀
材質・形状
紙本墨画
寸法
縦29.4 横93.1
指定
名物
所蔵先
徳川美術館
画像データ
18.1MB
解説
【土居利重・徳川将軍家所用】/柔らかく煙るように淡い墨を用い、その階調の微妙な変化だけで、渺々たる湖の光景を描く。この絵は中国湖南省、洞庭湖に注ぐ瀟水と湘水の二川が合流する瀟陰一帯の風景を描いた瀟湘八景図の一図。牧谿筆と伝えられる「瀟湘八景図」の一図で、足利三代将軍義満の鑑蔵印「道有」の捺される大軸に対し、小軸と呼ばれているうちの一図である。大軸と同様、小軸ももとは画巻であったと考えられている。
誉田屋宗宅─土井利重─四代将軍徳川家綱─徳川将軍家と伝来し、徳川宗家十七代家正の手を経て徳川美術館の所蔵となった。『玩貨名物記』に「東山殿御物八景」の一図として所載される。中廻には萌黄地二重蔓大牡丹唐草文金地金襴、一文字と風帯には茶地桐唐草文金地金襴が用いられており、名物裂が格調高く画面を彩っている。『玩貨名物記』に「東山殿御物八景」の一図として所載されている。