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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM000936
作品No.
巻物99-60
画像No.
48111-0
作品名
松花堂昭乗書状 甲斐守(志水忠継)宛 (「芳墨拾遺」十二ノ巻所収) 1/2
作家名
松花堂昭乗
作家名欧文
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生没年
1582‐1639
年代
寛永7年
制作年
1630年
材質・形状
紙本墨書
寸法
縦17.2 横103.9
所蔵先
徳川美術館
画像データ
7.7MB
解説
松花堂昭乗(1584~1639)が志水甲斐守忠政(1598~1655)に宛てた書状。このたび正法寺の本堂をはじめ唐門、石垣まで完成し、壮麗なる堂舎は目を驚かすほどです。このたびの盛挙には男山一山をあげて喜んでいます。「山城様」(竹腰正信)や貴方様にも観て戴きたい、などとある。正法寺は石清水八幡宮のある山城国男山の麓にある寺院で、長らく荒廃していたのを、尾張徳川家初代義直の生母・相応院お亀の方の寄進によって、寛永7年(1630)再建された。この書状は、石清水八幡宮の滝本坊住持であった松花堂昭乗が志水忠政(相応院お亀の甥)に、正法寺の落成についていちはやく報じた一通であり、尾張徳川家と正法寺、また松花堂昭乗との密接なつながりを示す好史料である。折紙を用いた長文の手紙であり、やや右に傾き、変化に富んだ小さい字を流麗に連ねている。また冒頭の「正法寺衆」の四字には大師流の特徴であるうねる線がみられる。