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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM000910
作品No.
刀剣47
画像No.
42476-3
作品名
短刀 銘 吉光 名物 後藤藤四郎 茎部分・表
作家名
粟田口吉光
作家名欧文
Awataguchi Yoshimitsu
年代
鎌倉時代
制作年
13世紀
寸法
身長27.6 茎長11.5
所蔵先
徳川美術館
画像データ
10.1MB
解説
【後藤光次・徳川家光・徳川光友所持】/尾張徳川家2代光友と、3代将軍家光の長女千代姫との婚礼を祝して、寛永16年(1639)9月に家光より「刀 無銘郷義弘 名物 五月雨郷」とともに光友へ贈られた短刀。『享保名物帳』には、元は後藤庄三郎光次(1571~1625)が所持したとあり、銘の由来となっている。後に老中・土井利勝の手に渡り、寛永5年(1628)に3代将軍家光が土井家の江戸屋敷へ御成した際、利勝から家光へ献上された。吉光は鎌倉時代中期の粟田口派の刀工で「藤四郎」の通称で世に知られている。江戸時代には正宗、郷義弘とともに三作と呼ばれ、ことに珍重された。短刀を好んだとみえ、比較的多く伝えられている。それらの中でもこれは大振りで、華やかな作行きである。
(作風)平造り、真の棟。内反り心。鍛えは小板目がよくつみ、地沸つき強く冴える大肌模様交じる。刃文は小乱れ小互の目交じり、刃中よく沸えて匂い足盛んに入る。鋩子は表裏小丸、沸ついて返り、表沸え崩れになる。茎はわずかにまち送り先栗尻。鑢目は右手下がり、棟平。目釘孔4つ。銘は「吉光」と二字中央に切る。
(伝来)後藤庄三郎光次-土井利勝-3代将軍家光-尾張徳川家2代光友-尾張徳川家