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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM000901
作品No.
刀剣42
画像No.
6015-0
作品名
小太刀 銘 源左衞門尉信国 応永廿一年二月日 名物 松浦信国 茎部分・表
作家名
三代信国
年代
応永21年
制作年
1414年
寸法
身長57.6 茎長13.3 反1.5
所蔵先
徳川美術館
画像データ
10.9MB
解説
【細川忠興・豊臣秀吉・豊臣秀頼所用】/源左衛門尉信国は、三代信国にあたり、式部丞信国とともに応永年間のころ栄えた京の刀工である。表に珠をはさんでそれを追う「登り下り竜」を彫り、裏は櫃の中に倶利伽羅竜を浮彫りにする源左衛門尉信国の力作である。本作は「享保名物牒」所載の「上り龍信国」と彫物と寸法が一致するので上り龍であろうとするが、尾張徳川家では、慶安四年の「御腰物御脇指帳」によって既に「松浦信国」と明確に記されている。松浦信国の異名は、本作がもと肥前平戸の松浦家の所蔵からきたと思われるが確証はない。「光徳押形」によると、細川忠興から秀吉に献上されたとあり、慶安四年の御道具帳によると、尾張初代義直が慶長16年(1611)家康の使者として大坂に赴いた折に、豊臣秀頼より贈られたとある
(作風)鎬造り・庵棟・先反り心、中切先。裏の櫃内に真の倶利伽羅龍、表に珠をはさんでそれを追う上り下り龍の彫刻がある。鍛えは小板目つむ。刃文は直刃に小乱れ交じり小沸えつき、物打ちより上は広直刃。匂い口締り心。鋩子は焼き深く小丸、火焔心に返りが長い。茎少し磨上げ。鑢目は右手下り、棟は丸。目釘孔3つ。